こんにちは、ママです。

今日は、おおたぐろ まり さんの「つばきレストラン」です。
FullSizeRender
つめたい風が吹く寒い冬に、つばきが元気に花を咲かせました。
つばきレストランの開店です。メニューはたったひとつだけ。
それは、とってもあまい“みつ"です。
最初のお客さんはメジロたち。続いてヒヨドリがやって来ました。
雪が降ってもレストランは休みません。お腹をすかしたお客さんが待っているからです。
寒さに負けないように、たっぷり飲んでいってね。
厳しい冬ならではの、つばきと小鳥のしあわせな関係をあたたかく描きます。
つばきは、鳥に花粉を媒介してもらう「鳥媒花(ちょうばいか)」です。
多くの植物は、蜜と引き替えに虫たちに花粉を運んでもらいますが、
鳥媒花は虫ではなく鳥に花粉を運んでもらいます。
少しでも多くの鳥たちに来てもらうために、つばきはおいしい蜜をたっぷり用意しているのです。
鳥たちにとっても、つばきの蜜は食べ物が少ない冬の大切なごちそうですが、
つばきにとっても鳥たちは大切な「おきゃくさん」なのです。
----------

意識してみると周りには椿がたくさん咲いています。
さぁ、つばきレストランに行ってみよう!

早速、子供達とつばきの真ん中、黄色いところに指を入れてちょんちょん・・・
すると、目で見てわかるほどの蜜!!
ぺろっと舐めると、本当に甘いんです。
感激!
IMG_2493
子供達はこんな会話をしました。
「この季節、ハチはいないけれど、もしハチがいたら、
美味しいつばきの蜂蜜を食べることができるのにな〜。
あ、でも、椿はハチがいないからこの大きさに咲いているんだろうな。
鳥に花粉を運んでもらうために。
ハチがいたらこの大きさには咲かなくて、
私たちも指で蜜を舐めることができなかったかもな。」

最近は、つばきレストランに鳥のお客さんが来ているところを見るのを楽しみに、
つばき探しをしています!